| SS01 | IoT/CPS=実世界とサイバ空間の相互連携システムにおける基盤技術
セッションオーガナイザ: 残間忠直(千葉大学),小林孝一(北海道大学),小中英嗣(名城大学)
セッション概要: 今日,我々の社会はインターネットワークと切っても切り離せなくなりつつあり,インターネット空間を通して多種多様なモノやコトが結合し(IoT),それらのデータを解析・制御して人間や社会に反映するサイバフィジカルシステム(CPS)が急速に拡大している.
IoT/CPSでは,ネットワークを介してデータを送受信することによって遠隔制御などが可能となり,これによって我々に身近な多くのものが自動化されるようになる.
本スペシャルセッションでは,IoT/CPSの相互連携システムにおける基盤技術(ネットワーク化制御,分散最適化など)および応用(エネルギー管理システムなど)を発表し,議論する.
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| SS02 | スマーターワールド実現のための新たなシステムズアプローチ
セッションオーガナイザ: 貝原俊也(神戸大学),喜多一(京都大学)
セッション概要: 社会基盤は,大きく,交通・エネルギー・通信・上下水道などのインフラ系,製造・物流・情報・観光・サービスなどのビジネス基盤系,教育・医療・介
護・防災などの生活基盤系より構成される.そして,この社会基盤を対象としたとき,そこに含まれる時空間スケールが互いに異なる人工物・自然・生命・社会・人間システムを異なる視野から見ている人は多い.
そこで,それらを抽象的なレベルでのシステムとしてとらえることを共有した上で,アナリシス・アブダクション・シンセシスの循環・螺旋型システムズアプローチや,人を内包したSoS(System of Systems)の概念創出を試みることが重要となる.そこで本セッションでは,上記の背景を鑑み,このスマーターワールドの実現を目指した新たなシステムズアプローチに関する研究提案や成果を広く募集する.
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| SS03 | ヒューマンモデリング
セッションオーガナイザ: 堀口 由貴男(京都大学)
コオーガナイザ: 和田隆広(立命館大学),藤原幸一(京都大学)
セッション概要: 人の活動を支援する技術を実現するには,
人間特性に対する的確な理解が欠かせない.
本セッションは,さまざまな人間特性のシステム工学的な分析とモデル化,およびそれらの支援技術への応用をテーマとする.身体機能や心的機能,情報処理機能など,人的要素のさまざまな側面にアプローチする研究発表を幅広く募集する.
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| SS04 | 関係性デザインと関係論的システム
セッションオーガナイザ: 下原勝憲(同志社大学)
セッション概要: 本セッションでは,ヒト・モノ・コトが相互依存し,連携・連動して 機能する実体としてシステムを捉える関係論的な視点から,人間社会における関係論的なシステムの在り方を探究し,システムの創出のための方法論ならびに“関係性をいかにデザインするか”について議論します.
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| SS05 | 生体計測に基づく生体機能の理解とその応用
セッションオーガナイザ: 萩原 啓(立命館大学)
セッション概要: 近年、目覚ましい進歩を遂げているセンサー技術やネットワークによるつながりを活用した新しい機器の普及などにより、人間の生活を豊かにする取り組みが幅広くなされてきています。本セッションでは、人間の生活を豊かにするため、様々な方面からの生体計測への取り組み、また得られたデータによる生体機能理解への新たな取り組み、さらにはそれらの知見の応用などについて幅広く研究成果の発表を募集いたします。
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| SS06 | 適応システム
セッションオーガナイザ: 片田喜章(摂南大学)
コオーガナイザ: 榊原一紀(富山県立大学),山田和明(東洋大学),間普真吾(山口大学),内種岳詞(神戸大学),白川智弘(防衛大学校)
セッション概要: 本セッションでは,環境変化に対して適応的に振る舞うシステムやその適応性を生みだすメカニズムの提案,あるいは,生物のような既存システムの分析を通したメカニズムの理解やその工学的応用など,幅広く研究を募集し,議論を深めることを目指す.
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| SS07 | 集合知とコミュニケーション場のメカニズムデザイン
セッションオーガナイザ: 水山 元(青山学院大学)
コオーガナイザ: 谷口忠大(立命館大学),須藤秀紹(室蘭工業大学)
セッション概要: 集合知メカニズムとは,複数の人の間に分散している知識を集約して集合知を創出する仕組みのことであり,それを支えるコミュニケーションには,関係者の合意形成や相互学習を促進するという機能もある.集合知の創出や,合意形成,相互学習といった効果を生み出すためには,単なるツールの導入では不十分であり,それを支えるコミュニケーション場のメカニズムを適切に設計する必要があると考えられる.こうした問題認識は,JST未来社会創造事業の『「知」の循環と拡張を加速する対話空間のメカニズムデザイン』プロジェクトとも共通している.本セッションでは,そうした広い意味でのメカニズムデザインを取り扱う.
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| SS08 | 強化学習とそのハイブリッド手法の最前線
セッションオーガナイザ: 宮崎 和光(大学改革支援・学位授与機構),高玉 圭樹(電気通信大学)
セッション概要: 近年、深層学習が注目を集めている。特に、Google DeepMindの Deep Q-Network(DQN)やAlphaGOなど、
強化学習との融合による成果も記憶に新しい。本スペシャルセッションでは、強化学習、深層学習、進化計算といった個々の要素技術に関する成果はもとより、
これらを融合させた手法に関する成果を幅広く募集する。
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| SS09 | 自動運転・運転支援・運転行動解析
セッションオーガナイザ: 平岡敏洋(名古屋大学)
コオーガナイザ: 伊藤誠(筑波大学),鈴木宏典(日本工業大学)
セッション概要: 自動運転レベル2(部分的自動化)の車両が市販され,レベル3(条件付運転自動化)やレベル4(高度運転自動化)の自動運転技術に関する研究開発が急速に進んでいる.しかしながら,レベル3以上の自動運転技術に関しては,コスト,信頼性,社会的受容性,法律問題など解決すべき課題が残っている現状においては,衝突被害軽減ブレーキやACCなどの運転支援システムのさらなる高度化に対する期待も高い.そこで,本セッションでは,自動運転や運転支援に関する要素技術研究やシステム研究だけでなく,ドライバの運転行動解析など,運転者-自動車系に関わる研究発表を広く募集する.
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| SS10 | コンピュテーショナルインテリジェンスとデータ分析
セッションオーガナイザ: 市村 匠(県立広島大学)
コオーガナイザ: 原 章(広島市立大学)
セッション概要: 深層学習,ニューラルネットワーク, 進化計算,群知能,ファジィ理論などのコンピュテーショナルインテリジェンスの研究が盛んに行われている.これらの手法をベンチマークデータに適用し,評価する研究がある.ビッグデータのベンチマークに適用するなど,特徴的な手法の有効性を議論する.
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| SS11 | IoT時代の計測・制御・システム
企画: 計測自動制御学会北陸支部
セッションオーガナイザ: 山西輝也(福井工業大学)
コオーガナイザ: 小島千昭(富山県立大学)
セッション概要: "Society 5.0"といったキーワードに代表されるように、IoT(モノのインターネット)を介することによって、SICEにおける計測、制御やシステムが取り扱う対象は、ますます広がりつつある。特に、「ビッグデータ」や「人工知能」のように、これまで人間の手では取り扱うことのできなかった膨大な量のデータからIoTを通じて新たな価値を創出することが可能となってきている。
本スペシャルセッションでは、このような新たなフェーズへと突入した時代の中でIoTや計測、制御、システムに関して先端的な成果を幅広く募集し、活発な議論を行うことを目指す。
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| SS12 | 教育における先進的データ利活用
セッションオーガナイザ: 近藤伸彦(首都大学東京)
コオーガナイザ: 白鳥成彦(嘉悦大学)
セッション概要: 近年、LA(Learning Analytics)などの領域において大規模データに基づく教育改善の手法が盛んに研究されている。また、とくに高等教育においては、教育の質保証や経営的観点から、学内外の教学データを分析し意思決定を支援するIR(Institutional Research)が発展している。これらはそれぞれ独立に発展してきた経緯があるが、データに基づく教育改善という視点で統一的に取り扱うことは意義深いと考えられる。本セッションでは、こうした教育における先進的なデータ利活用に関する研究や実践事例を広く募集し、関連領域を横断した発展的な議論の場としたい。
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| SS13 | 不便益システムのデザイン
セッションオーガナイザ: 川上浩司(京都大学)
セッション概要: 人と人工物とを合わせてシステムをデザインする時,インタラクションを抜きに考えることはできません.この時,人からの働きかけは,不便として忌避されるものではなく,システムの成立に不可欠です.これを「不便益」と呼んで,それをもたらすシステムのデザインを検討します.
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| SS14 | 進化計算と最適化の新潮流
セッションオーガナイザ: 渡邉真也(室蘭工業大学),染谷博司(東海大学)
セッション概要: 本セッションでは,進化計算および最適化に関連する研究を広く募集する.
進化計算や最適化アルゴリズムの最新技術について議論すると共に,対象問題のモデリングや定式化,解候補分布や探索過程の解析技術,応用に伴い必要となる前処理,得られた解の信頼性評価,といった周辺技術を含む包括的な議論を展開し,進化計算および最適化技術の新たな潮流の創出を目指す.
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| SS15 | システム・シミュレーションと最適化手法
セッションオーガナイザ: 永吉雅人 (新潟県立看護大学)
コオーガナイザ: 内種岳詞(神戸大学)
コオーガナイザ: 榊原一紀 (富山県立大学)
セッション概要: シミュレーションをはじめとするモデリング技法や、それに関わる機械学習法などの最適化手法についての先端的な取り組みについて、事例を踏まえながら広く講演いただく。
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| SS16 | エネルギー管理におけるシステム・情報・制御技術
セッションオーガナイザ: 稲垣伸吉(名古屋大学)
コオーガナイザ: 鈴木達也(名古屋大学)
コオーガナイザ: 川島明彦(名古屋大学)
セッション概要: 近年のエネルギーをめぐる流動的な状況において,エネルギー管理の重要性は増すばかりである.本セッションではエネルギー管理における研究事例を幅広く集め,研究者の交流を深めると共に,今後のエネルギー管理のあるべき姿について議論したい.
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| SS17 | 健康社会のための最新生体画像計測とその応用
セッションオーガナイザ: 吉澤誠(東北大学)
コオーガナイザ: 本間経康(東北大学)
コオーガナイザ: 小山内実(東北大学)
コオーガナイザ: 杉田典大(東北大学)
セッション概要: ビデオカメラ映像を用いた生体計測や、各種生体機能の可視化、さらにはAIを用いた医療画像診断システムなど,健康社会を実現する上で画像技術
が果たす役割は大きい.本セッションでは,医療や健康モニタリングのための画像処理及び光を用いた計測に関して,ハード・ソフトを問わず広く
募集をする.また,画像データのプライバシー問題など実際の応用に向けた課題についても議論を深めることを目的とする.
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| SS18 | ビジネス・インフォマティクス
セッションオーガナイザ: 高橋大志(慶應義塾大学)
セッション概要: 近年、経営分野におけるシステム・情報技術分野の研究の発展は目覚ましく、
データ解析、IoT、セキュリティーやプライバシーマイニング、地図情報(GIS)、
テキストマイニング等のアプローチを通じ、会計、ファイナンス、マーケティン
グ、情報システム、経営環境など、様々な経営課題に対して取り組みが進んでい
ます。本セッションでは、ビジネスおよび経営分野における研究および関連する
諸研究を広く募集します。
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